夏の終わりの一枚

 id:hibikyさん考案の新企画です。いやぁ、もう夏の終わりっていうのは感傷的です。好きなサマーソングを挙げろといわれたらいくらでも挙げられます

などなど。でも夏の終わりといえば絞られます。スパイダースの『ノーノー・ボーイ』、『サマー・ガール』。ココナッツ・ボーイズ(C-C-B)の『瞳少女』。ジャック・ニッチェの『ロンリー・サーファー』……。でも、これ一曲と言われたら、永遠のマイ・フェイバリット・ムービー『アメリカン・グラフティ』のエンディングを飾ったこの曲です。
オール・サマー・ロング
『オール・サマー・ロング』ザ・ビーチ・ボーイズ
青春を謳歌していたアメリカ文化にかげりが見え始めた60年代初頭。田舎町に住む若者たちが自分たちの夏を終え、ラストで東海岸へと旅立つリチャード・ドレイファスを飛行場で見送るシーン。考えてみれば、ドレイファス、ロン・ハワードハリソン・フォード、そして監督のジョージ・ルーカスもこの映画から大きくなっていったんだ。
 あーいつまでも夏が続いてくれたらいいのに……。しかし人生において永遠の夏などありえないわけで……。そして、現実の夏は映画の中の夏ほどいいものではなく、蒸し暑くて、蚊に刺され、生ごみは臭気を発する(ハッスル!)のであります。