セレビッチの系譜

 ここのところ“パリス・ヒルトンになりたい!”という宣言をきっかけに、俄然パリス・ヒルトンに興味がある。はやいとこパリス・ヒルトンの伝記作家の座を狙おうか?などともくろんでみたりしちゃったりして。タイトルは『ナチュラルボーン・セレビッチ! 〜パリス・ヒルトンの華麗なる半生』かな。まあ、それはともかくとしてパリス的な人生を送った奔放な女性といえば過去にどんな女性がいたかを考えてみた。
で、現在、ゼルダフィッツジェラルド/著 青山南/訳 『こわれる』を読書中。
ゼルダ”は小説家スコット・フィッツジェラルドの妻で、奔放で派手好きな悪女として知られた人物。つまり、20世紀のセレビッチというわけ。彼女は47歳の時に精神病院で焼死しているのだが、その病床(精神分裂症だった)にてわずか6週間で推敲もせずに書かれたのが本書。訳者が後記で「飛躍につぐ飛躍」、「とりとめのなさにふりまわされて終わった」などと述べている通り、読むのも相当に困難。ちなみにゼルダの伝記も出版されている。ナンシー・ミルフォード/著『ゼルダ―愛と狂気の生涯』(ASIN:4105094017)。未読なのでamazonに注文してみようと思う。