仕事がらみで最近読んだ本

カルト資本主義 (文春文庫)

ソニーの超能力研究の話から始まり、京セラ稲盛会長のトンデモ人身掌握術、永久機関研究など日本の社会の中枢にオカルトが普通に入り込んでいるということを検証したもの。それらを信奉する科学者や経営者が、みな精神と物質を分けて考えるデカルト的近代に疑問を抱き、ニューエイジに走るというワンパターンに陥るという話。

偽史冒険世界―カルト本の百年 (ちくま文庫)

偽史が編まれる理由には、時代背景があるというの話がおもしろかった。ジンギスカンが義経であるという説は、江戸、明治、大正にそれぞれ流行っていて、その影には大陸進出の空気作りという目的があった（もしくは侵略の気運が高まっていた）という話。

トンデモ本の逆襲

永久電池関連。政木センセ。

心をあやつる男たち (文春文庫)

自己啓発セミナーが日本に輸入された歴史について。これはまだ読んでる最中。
　

ニューエイジで思い出した

前から思っていたことだけど、極東ブログのサイドバーの書籍って微妙なラインナップだよね。
先週まで中村天風だったと思ったら、今週はインチキ科学系?
　

1950年代のCM映像

nyaosfanhouseさんのところで知った50年代のポップミュージックのコンピレーション「Golden Era of the 50's」を買ってみた。おまけに当時のTV-CMが収録されていてそれ目当て。

Golden Era of the 50's (Bonus Dvd)

あと、nyaoさんがYouTubeでみつけたドライブインシアターの幕間の映像なんかにリンクしてくれていたんですけど、「Betty Pageのストリップショー(当然下着までです)」以外はすべて消えてますね。
http://d.hatena.ne.jp/nyaofunhouse/20060202/1138808973

↑消えた動画を一時的に復活してもらえています。

逆リンク
http://d.hatena.ne.jp/miah/20060224

その他、50年代前後のYouTube動画。ここで取上げているポパイは悪い中国人が登場する、コロニアル的によい話。あ、日本人なのかｗ