そもそもディスコは宇宙をめざしていた

「宇宙服を着て演る黒人音楽=ファンク」からディスコが生まれたという昨日のエントリのつづき。まずはこの写真を見て欲しい。

有名な『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・トラボルタが決めポーズをとっている写真。ここで注目して欲しいのはトラボルタではなく、その背景。サタデー・ナイト・フィーバー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
暗い照明、天井からぶら下がるミラーボール、ちりばめられたライトは星のように輝いている。カラフルな床はSF映画の宇宙船のよう。そう、ここは宇宙。正確には宇宙を模してフロアが作られているのだ。
ミラーボールはそれ自体が惑星の形をしているし、周囲に星を投影させるための装置だ。ミラーボールの歴史はあらためて調べてみたいが、プラネタリウムの投影機までさかのぼることができそうだ。
サタデー・ナイト・フィーバー」という映画は実際のブルックリンでロケを行なっている。撮影に使われたディスコもベイ・ブリッジにある『2001オデッセイ』という実際のディスコが使われた。店名の由来が「2001年宇宙の旅(原題 2001:A Space Odyssey )」であることはいうまでもない。ちなみに、当時のディスコには「Galaxy21」という名の店も存在した。2001年宇宙の旅 [DVD]
次にもう一度上の写真に戻って、今度はトラボルタの衣装に注目して欲しい。白いスーツを着ている。そのモチーフはコレ。

宇宙服の写真(Powerd by NASA)。「んな強引な……」とか「あー、また始まった」とかいう声が聞こえてきそうだが、これは出任せじゃない(半分くらいは)。宇宙服が白いのは熱の吸収の問題があるが、船外活動の折に白が一番くっきり見えるというのがあると思われる。トラボルタのスーツが白いのも、暗いディスコで映えるからという理由に違いない。
これは仮説だがディスコやクラブの照明が暗いのは、ディスコがもともと宇宙を模して作られたからではないか? ディスコの原形はニューヨークのジャズクラブとボールルームと呼ばれる社交ダンス場だと考えられる。酒を飲む場だったジャズクラブの照明は確かに暗かったが、ボールルームは基本的に明るい。ディスコがそもそもその発祥の時点から宇宙をめざしていなければ、明るいディスコが普及していてもおかしくなかったのかもしれない。
ディスコとは生まれた瞬間から宇宙をめざしたものだったのだ。ちなみに「宇宙とディスコ」というテーマはまだ終わらない、次回は多分時代背景に触れるか、文明西方移動論と宇宙の関係についてのどちらかになると思う。
ぼやきですが、この日記最近いろいろなところから取り上げられるようになって嬉しい限りなんだけど、ディスコのがらみのエントリへの言及はほとんどないんだよねえ。宇宙とディスコの話は年末から温めてきた大テーマのつもりだったんだけど反応ゼロ。orz

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投資ジャーナル事件を調べてたら、たまたまこんなブログを見つけました。

あれから既に20年経ちました。プロダクションの影のオーナーであったマスコミ界の大物も、投資ジャーナル事件後ほどなくこの世を去っています。もういいでしょう、倉田さんの名誉のためにも、より詳しい事実を明らかにすることにします

倉田まり子事件の真相 −その1
倉田まり子事件の真相 −その2
倉田まり子事件の真相 −その3
彼女の近況については某所で知りましたが、無用なトラックバックは避けることにします。