43歳からのハローワーク

 40代にかかっている同業者と、この仕事(売れない物書きとか、雑誌編集など)がいくつまでできるかという話をする。作家様、コラムニスト様であれば別だが、雑文書きのまま40代を迎えるのは結構キツイ。同業に限らず、今の時代『43歳からのハローワーク』は必要かもしれない。“13歳”以上に、これから自分に何ができるのか、どういう選択肢があるのか? などは切実。
 例えばふた昔くらい前なら“脱サラ”なんていう言葉もあって、退職金でペンション経営をするというパターンなどがあったかもしれないが、最近のトレンドは農業とかなのだろうか? ちなみに僕の通うシナリオ教室では地方公務員を40代にして退職し、シナリオを志している人がいる。仕事を辞めて妻を連れて上京してきたのだ。彼の持ってくるプロットは、税金の集配係りが娘を死なせてしまう話だったり、元遊び人の老人が死ぬ間際に過去の女たちやその家族に会いに行く話など、陰惨な影を背負ったものが多い。それに引き換え、江戸時代にサッカーが渡来してきて、素浪人や忍びの者たちが大会を繰り広げるなんてノー天気なお話ばかり考えている俺。あーあ。
 

新選組!

ようやくその日のうちに『新撰組!』(新選組!)が観られたので、早いうちに感想を。やっぱり京都に来てからは明らかにトーンダウン。八木家の向かいに居候する鈴木京香の素性がわかるものの、芹沢鴨とニアミスを繰り返すだけ。こういった連続ドラマの傾向が増してきた。一番期待していた近藤勇筒井道隆のご対面は見事にスカされる。今週は鶏が出てこず。
 

今週はお仕事から解放されそうなので、後送りにしていた『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』と『頭文字D 4th STAGE』のペイ・パー・ビューを購入予定。