一億総エグザイル化社会

エグザイルの今回の増員は第一期でしかなく、今後は劇団エグザイルの常設化を見込んだ大増員も待っている。
そして、さらなる第三期の大型増員として、国の雇用対策を兼ねた増員計画を提案したいところ。

この不況下の雇用不安は、派遣切り程度ではおさまらず、今後も拡大するのは間違いない。まずは雇用対策として、エグザイルの国有化を進め、プレカリアート層をまとめてエグザイルのメンバーに加入させるという、ワークシェアリングの観点からも正しい政策を展開すべきである。

エグザイルの昨年のCDの総売上は約108億円。仮に10パーセントがメンバーの取り分としても10億。さらに、「月刊エグザイル」やDVD、ライブ、有料ファンサイトの収益を入れると、その数倍にはなる。
雇用対策資金としては心許ないが、経営の多角化こそが単なるセイフティネットではないこの政策の肝だ。
媒体も月刊誌だけでなく、「週刊エグザイル」「週刊少年エグザイル」「論壇エグザイル」「エグザイル金曜日」「小悪魔エグザイル」「エグザイル大衆DX」「エグザイル・オン」など、エグザイルの拡大路線に合わせた、各年齢層に向けた展開も視野に入れたい。
さらに、今後は劇団エグザイルを常設化するだけではなく、「シルクドエグザイル」として、世界中で同時に7、8班平行同時展開をするシルクドソレイユ方式のビジネスを展開。国策としてのエグザイルというところまで視野に入ってくる。

最終的には、全国民のエグザイル化を目指す。もしくは民活路線で行くのであれば、国境の壁を越え地球規模のマルチチュードとしてのエグザイル化をめざす。
僕も君も、明日からみんなエグザイル。

月刊 EXILE (エグザイル) 2009年 04月号 [雑誌]

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雇用大崩壊―失業率10%時代の到来 (生活人新書)

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マルチチュード 上 ~<帝国>時代の戦争と民主主義 (NHKブックス)

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マルチチュード 下 ~<帝国>時代の戦争と民主主義 (NHKブックス)

マルチチュード 下 ~<帝国>時代の戦争と民主主義 (NHKブックス)