11月9日は文学フリマ
今年こそ何か作って文フリに出店するぞというのが、今年の年頭の誓いだったのだけど、まあ案の定、挫折しました。
だけど、その代わりに僕の1万5000字インタビューと原稿二本(20枚と10枚)を、すべて別々の媒体に発表しています。結果的には文学フリマのために、2万7000字のコンテンツを用意したことになるので、合わせれば一冊くらい自分の小冊子が作れたなあ。
- 開催日:11月9日
- 時間: 開場11:00〜終了16:00
- 入場料:無料
- 場所:東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第 2展示室会場へのアクセス
この冊子は11月29日のロフトプラスワンで行われる水無田気流さん、八柏龍紀さんと僕の公開討論イベントの準備号です。
新人会 presents パネルディスカッション
〈わたし〉氾濫時代の表現―若者/当事者のハイパーインフレ畑でつかまえて―
http://talk-about.main.jp/
OPEN 12;00/START 13:00 前売\1000/当日\1200(ともに飲食別)
※前売券はローソンチケットにて発売中(Lコード:39028)
もしくは、こちらから申し込み。
僕単独でも1万5000字のインタビュー。もちろん、こんなに長いインタビューに答えるのは初めて。今後にしたって、僕がロッカーになってロキノンの取材を受けない限り、こんなロングインタビューを受けることはないでしょう。
内容は、拙著『自分探しが止まらない』『ケータイ小説的。』が、実は表裏二部作になっているといった話。インタビューアーの方は両作とも読んで、それに気付いていただき、そういった趣旨の質問していただきました。イベントの詳細はまた後日。
そして、原稿を書いた2冊は、ともにゼロアカ道場関係。
ゼロアカ道場についての詳しいガイドはこちらでどうぞ。
- ブース:2階 B-67
- 冊子名:『Xamoschi』
- 記事名:「再ヤンキー化再考 〜上京のJポップ・歌謡史〜」 速水健朗
まずは、ゼロアカ道場生、藤田井上組の『Xamoschi』。8000字。
これは歌謡曲(Jポップ)がいかに上京と結びついてきたかについて。レコード市場の拡大期は、地方出身の歌い手が集団就職で上京した若者に向けて故郷を懐かしむ歌を歌った望郷歌謡の時代であり、矢沢以降は、自分の上京を自己言及的に歌う時代になる。そして上京しない現代みたいな話。次の仕事の準備稿のつもり。
次は、ゼロアカ道場破り組『新文学』。書いた中身は、『ケータイ小説的。』の没にしたパートのサルベージなのですが、
「地方・少女・ヤンキー」=ケータイ小説
「都市・少年・オタク」=ラノベ&美少女ゲーム
の構図をさらに展開し、ケータイ小説の需要層がスイーツ(笑)層であるという誤解について。
上の表紙の冊子を見たらぜひお買い上げください。
あと、当日は僕も文フリに行ってます。だからどうしたという話だけど。3冊ともゲットしたおともだちには、何かポケモングッズでもプレゼントしますので申告してください。