岡田有希子から中谷美紀へ メディア時代の誘惑するアイドルたち

 
ccoeさんのたれこみにより中谷美紀IBMの広告の画像を発見。

【引用元】http://32.97.166.75/spanglemaker/music/musics-n.html
そうそう。この当時の前髪が短い感じがかわいかった。っていうか僕はこのThinkpad230csを所有していた。今思い出した。クロニック・ラヴ
ちなみに歌謡曲的うんちくをいっておくと、彼女が主演した『ケイゾク』の主題歌にもなった持ち歌の『クロニック・ラブ』は岡田有希子のラストアルバム『ヴィーナス誕生』の1曲目『ワンダー・トリップ・ラヴァー』のカバーというか焼き直し。名曲です。
中谷美紀IBMのPCのCMで出てきたのと同様、岡田有希子も当時東芝のパソコン(パソピアIQ)の広告に出ていました。「有希子のポエム、初体験」!

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/s-oga/idol1/
↑ここに、その他昔のパソコンの広告が多数あります。
ヴィーナス誕生
岡田有希子はこの『ヴィーナス誕生』というアルバムで扇情的なヴィーナスとして生まれ変わった直後(1986年)にサン・ミュージックの屋上から飛び降りて他界されてしまいました。アーメン。
ちなみにこのアルバムからシングルカットされた『くちびるNETWORK』はグローバルネットワーク時代の到来を予言した最初のアイドル歌謡
歌詞はこちら→http://musicfinder.yahoo.co.jp/shop?d=p&cf=52&id=195896
作・編曲が坂本龍一というのはおいといて、作詞はなんと松田聖子(事務所の先輩)。

バカね 私はすぐに堕ちたりしないつもり
あきらめなさい
でも 誘ってあげる ロマンティックに
がまんできずに ほら...くちびるをNetwork

男にまとわりつき、愛をねだるうっとおしい女の詞なんだけど、部分的にすごくいい。グローバルネットワークではなく、正確には1対1のシリアル接続の歌ですか。松田聖子本人はむしろSCSI的デイジーチェーン接続なパーソナリティーですけど*1
あと、はねた感じの曲調、誘惑的な歌詞ともに『Rock'n Rouge』(作詞、松本隆・作曲、呉田軽穂、1983年)を意識して作られた曲かと。唄い方も聖子ちゃんそっくり。考えてみりゃ、どちらもカネボウの口紅のキャンペーンソング。作曲者は違っても、スポンサーが一緒だと曲調が似てくるのか?
おっと、ちなみにこの松田聖子も80年代半ばにパソコンの広告に起用されてます。

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/s-oga/msx/
↑こっちにも昔のMSXのカタログなどがあります。
ソニーMSXパソコン『HitBit』シリーズ。ソニーはパソコンへの参入は後発なイメージがあるけど、この当時は「人々のヒットビット」というコピーでMSXパソコンを発売していました。

あ、こちらでもMSXとかの時代の話になってます。僕は73年式なので微妙な格差があるかも? でも、あちらの76年式で取り上げられてるキーワードの多くはどちらかというと僕の世代直撃だと思いました。吉田アミ嬢は少々ませた少女だったのではないでしょうか?
 
あ、この岡田有希子かわいい!

岡田有希子 All Songs Request

岡田有希子 All Songs Request

*1:もしくは「スケールフリーネットワークにおけるハブ的存在。参照=id:cliche:20050605